【研究会のお知らせ】 2018.10.6「明治ポンチ本を読む」

20181006ポンチ

日本の「マンガ単行本」の歴史はここから始まる!?
マンガ研究フォーラム「明治ポンチ本を読む」が2018年10月6日に開催されます

明治半ば以降、日本では「ポンチ」という名のつけられた本が出版されるようになりました。特に明治30年代には、東京の版元を中心に小型の「ポンチ」本が数多く出版され、中にはコマ割りされたものや、それなりにストーリー性のあるものなどもあり、日本の「マンガ単行本」の歴史を考える上で、先駆的存在として注目を集めています。
通称「明治ポンチ本」と呼ばれるこれらの本は、当時の新聞や雑誌などのメジャーな媒体の漫画とは異なり、江戸の草双紙の表現や流通などを受け継いでおり、また後の赤本マンガや貸本マンガの源流となっているとも考えられています。
この研究会では、普段接することの少ない「明治ポンチ本」の中身に実際に触れてみて、その内容や歴史的意義について意見交換をし、今後の研究のあり方を探っていきたいと思います。どうぞお気軽にご参加下さい。

2018年10月6日(土)
13:30~17:00
学習院大学(東京・目白)南1号館301
http://www.univ.gakushuin.ac.jp/campusmap.html
参加無料・予約不要
チラシPDF

発表:鈴木麻記「明治ポンチ本とはなにか」(明治ポンチ本の基礎知識、主な内容や形式、版元や流通などの時代背景、歴史的位置づけ等の解説)
コメンテーター:夏目房之介
司会:佐々木果
協力:明治ポンチ本研究会
主催:学習院大学大学院 人文科学研究科 身体表象文化学専攻
共催・学習院大学文学会

※参考関連イベント
大阪府立図書館・国際児童文学館で明治ポンチ本の展示を行なっています。
「発見!「明治ポンチ本」 明治末期の出版流通空間」2018年8月1日~10月31日
https://www.library.pref.osaka.jp/site/jibunkan/ponchi.html